こちらでは、ネイリストの障害者雇用に関する情報をまとめています!
求人は出ている?
ニューヨークに本店を構え、日本では関東エリアを中心にサロンを展開するダッシングディバさんが、公式サイトで障害者採用ページを公開しておられます。
こちらを参考に見てきましょう!
仕事内容
- ネイリスト(施術、接客など)
- 一般事務(文書、データ作成などPC作業、電話応対など)
- WEB系事務(サイト更新、SNS発信など)
大手さんともなると、ネイリストだけでなく事務系のお仕事も募集しているんですね。
勤務時間
こちらでは1日3時間~ということで、障害をお持ちでも働きやすい環境であることが見て取れます。
給与
地域の最低賃金によって時給が決められているようです。
資格を持っていたり、ネイリストとしての経験が一定以上あれば時給が高くなるよう設定されています。
応募資格
ネイルスクールや美容系専門学校の卒業(もしくは見込み)、検定2級以上が必要です。
こちらは障害者雇用を行っている他のネイルサロンでも同じような条件が見られましたので、ネイリストを目指すなら必須と思ってよいのではないでしょうか。
もちろん、事務系のお仕事なら簡単な作業ができればOKのようです。
待遇
有休や各種保険などはもちろんのこと、ネイリスト(美容関係)の講習を受けられる制度があるようです。
仕事をはじめてから、さらなるスキルアップができそうです。
ネイリストというお仕事
ここからは、ネイリストというお仕事そのものについて見ていきましょう。
ネイリストになるためには
ネイリストになるためには、専門的な技術や知識を身につけなければなりません。
一般的には美容系専門学校やネイルスクールに通う人が多いです。
美容専門学校は広く、そして深く専門技術を学べるので若い方たちは第一候補となるでしょう。
ネイルスクールは仕事をしながら通えるので、働きながらでも通いやすい。
忙しくてスクールも通えない方は、検定合格を目標に定める通信講座もあります。
先にアルバイトでネイル業界に入って、仕事しながら技術や知識を蓄えていくのもいいですね。
美容系専門学校
ネイルだけでなく美容に関する幅広い知識と技術を身に着けられるのがメリット。
ネイリストを目指しつつも、他に適性や魅力を感じられる職種へのシフトチェンジも視野に入れることができるので、美容全般において可能性が拡がります。
期間が長く、学費も高額になるのが難点。
ネイルスクール
ネイルに特化し、専門学校に比べて短期間で技術を習得することができるのが魅力です。
また時間の調整もしやすいため、例えば仕事をしながらでもやる気にがあれば通うことができます。
ただ、質や内容も様々なようなので、スクール選びが難しいポイントになりそうです。
通信講座
時間の調整、金額面、どれをとっても取り組みやすいのが通信講座です。
ただ、基本的には映像や教本を使って自分で勉強しなければならないので、知識面はともかく、技術の習得に苦労するパターンが多いようです。
検定
先ほどの応募資格にもありましたが、ネイリスト検定は障害者雇用の際も重要な要素となりそうです。
ネイリストになるために必須の資格ではありませんが、応募要件になっていることが多いため、事実上は必要な資格といえます。
ただ、2級というのはなかなかにハードルが高いようで、独学でも合格することはできるようですが、一般的にはスクールに通ったりしないと厳しいレベルなんだとか…。
2級取得者で技術的にもプロ水準、すぐに仕事ができるようなイメージです。
即戦力を必要として募集しているサロンが多いため、必然的に2級取得者を求めることになるのでしょう。
2023年では合格率が40%台と半分以上が不合格となっているので、その難易度がうかがえます。
- 1級(技術、知識ともにトップレベル)→合格率39.62%
- 2級(サロンで仕事ができるプロレベル)→合格率43.54%
- 3級(基本的な技術、知識を習得しているレベル)→合格率85.24%
受験資格 | 受験料 (税込) | |
---|---|---|
1級 | ネイリスト技能検定試験2級取得者 | 12,500円 |
2級 | ネイリスト技能検定試験3級取得者 | 9,800円 |
3級 | 義務教育修了 | 6,800円 |
検定試験は年4回行われているので、チャンスは多いですね。
参考:JNEC日本ネイルスト検定試験センター
なかなかに大変なお仕事
ネイリストという華やかなイメージがありつつも、実際には大変な部分も多いようです。
- 常に技術取得を追い求め、勉強し続けなければならない
- 施術の体勢、長時間の作業により腰や肩に負担がかかり体がきつい
- 口コミ評価に対する不安やプレッシャー
- 単純に忙しい
…etc、ということでなかなかに大変そうですが、あらためて見るとどの職種でも同じような大変さはありますので、特別に負担の大きな仕事というわけではないように思います。
どんな職種も、常に勉強してスキルアップしていかなければなりませんし、肉体的な負担もありましからね。。
障害者雇用に応募するには?
ダッシングディバさんのように自社ウェブサイトで障害者雇用について発信してくれているのであれば、直接問い合わせもよいでしょう。
一般的な方法でいえば王道ハローワークか、ネイリストでしたらアットコスメキャリアのような美容特化型求人サイトもアリですね。
ネイリスト×障害者雇用と希望がはっきりしているのであれば、障害者雇用に強いエージェントサイトを利用するのがよいかもしれません。