こちらでは、ピアノ調律師の障害者雇用に関する情報をまとめています!
求人は出ている?
今回インターネットで調べた範囲では、ピアノ調律師の障害者雇用についての情報はありませんでした。
そもそもですが、調律師の募集自体がとても少ないです…苦笑
専門的な技術と知識が必要な、珍しい仕事であることが伺えます。
大手楽器メーカーの求人は?
ピアノでいうと、ヤマハ楽器や河合楽器などの大手メーカーでは積極的に障害者雇用を行っています。
もちろん安定的に法定雇用率も超えて雇用しています。
ただ、どのような仕事に就いているかは、情報を見つけることができませんでした。
特例子会社への就職もりますので、楽器に携わる仕事でない場合もあるようです。
ピアノ調律師について
ここからは、ピアノ調律師というお仕事について見ていきましょう。
かなり特殊な仕事なので、なれる人も限られるでしょうし、そもそもどのような経路で進めばいいのかもイメージしにくいですね…苦笑
どのような仕事か?
ピアノ調律師の仕事は、調律、整調、整音が主な内容になります。
- 「調律」基本的な音程を整える(正しい音程に調整する)
- 「整調」鍵盤やペダルなど機械的な部分を調整する
- 「整音」ハンマーなど調整して音色をつくる
調律師の最高峰は、ピアニストがコンサートで使用するグランドピアノを調律するコンサートチューナーといわれています。
ピアノ調律師になるためには
ピアノ調律は専門的な技術や知識、ピアノそのものの構造などに精通していないとできませんので、独学ではほぼ不可能と思ってよいでしょう。
一般的には、大学の音楽課、専門学校のピアノ調律課など、専門知識を学べる学校に通いスキルを習得します。
河合楽器など大手ピアノメーカーなどが運営する音楽学校もあります。
これらの養成施設を修了後、楽器メーカーや販売店、調律専門会社などに就職しますが、キャリアを重ねてコネクションもあるような人は独立してフリーで活動するパターンもあるようです。
資格は必要?
ピアノ調律師になること自体には、資格は必要ありません。
ピアノ調律技能士という国家資格がありますが、こちらは経験者の能力を計るためのもので、就職する時点で必要になるものではありません。
資格ではありませんが、オクターブを鳴らして調整する関係上、手が小さすぎると物理的に調律作業ができないとはいわれています。
絶対音感は必要?
「絶対音感が必要?!」と調律師についてイメージを持っている人も多いようですが、結論から言うと絶対音感は必須ではありません。
絶対音感は耳で聞いた音を「ラ!」とか聞き分けられるわけですが、厳密にいえばラ(A)を440Hzとするのか442Hzとするのかでもラの定義は変わってきますし、厳密にいえば「大雑把にいえば…ラ!」の領域を出ないのです。
(もしかしたら、小数点以下の周波数を聞き分けられる方もいるかもしれないので、その場合はごめんなさい。汗)
もちろんチューナーなどの機器もあります。
ただ、相対音感(二つ以上の音の関係性についての音感)は必要であるといわれていて、和音を鳴らした時の響きやプレイヤーの好みにあわせて調律することもあります。
ちなみに、絶対音感は幼少期に身に着け慣れればならない先天性のものといわれていますが、相対音感はトレーニングによって身に着けることができます。
給料はどれくらい?
ピアノ調律師の年収の目安は以下のとおりです。
- 会社員:200万~300万円
- フリーランス:人による(1,000万円~という情報も…)
- 平均:約580万円
参考:jobtag
振り幅が広いので平均が持ち上がっているような気はしますが、専門技術者というだけある年収となっているようです。
ただ、フリーで1,000万円以上稼げるのは、ほんとに一握りのトップクラスだけでしょうね…。
ピアノの出荷台数は年々減っているとはいえ、一定数の需要はあるでしょうから、安定しているともいえそうです。
障害者雇用に応募するには
前途のとおり、インターネット上でも公にピアノ調律師の障害者雇用を募集している会社は少ないようでした。
そもそも特殊な仕事ですからね…。
募集の母数自体が少ないです。
まずは、ハローワークや求人サイト、エージェントサイトで情報収集するしかないですね!