こちらでは、ミキサー(MA・音響)の障害者雇用に関する情報をまとめています!
求人が出ているか調べてみた
ミキサーの求人については、大小さまざまな会社から出ているようです。
地域としてはやはり首都圏に集中しているので、お住まいの地域によってはグッと難易度が上がりそう。
ちなみに音響ミキサーを東京都に絞って探した場合、求人サイトのインディードでは83件、求人ボックスでは154件の募集がありました。(本ページ更新時の情報)
ただ、障害者雇用について明記された募集があるかというと、今回の調査では見つけることができませんでした。
ミキサーの仕事について
ここからはミキサーのお仕事そのものについて見ましょう。
どのような仕事か?
ミキサーと一口に言っても、その業務内容には違いがあります。
音響系
レコーディングもライブ演奏も、複数の音を混ぜて調整する作業が必要になります。
例えばバンド演奏でしたら、ボーカル、ギター、ベース、ドラム(厳密にいうと太鼓、シンバルなどドラムセットに組まれている楽器それぞれ)といった具合に、同時に色んな音が鳴ります。
これらを聴きやすいようバランスよく、ときにはアーティストの意向も踏まえたバランスに調整し、スピーカーから音出しします。
MA
こちらは映像に音楽やナレーション、効果音を付け加える作業になります。
例えばテレビ番組で考えると、演者さんを映した映像をただ流しているだけだと何だかさみしいですし、おそらく盛り上がりに欠けるのではないでしょうか。(もちろん全てが、というわけではありませんが。)
音楽を加えて雰囲気を高めたり、状況に応じてナレーションを入れて補足したり、動きに合わせて効果音を入れたりと、ひとつの作品に昇華させるのがMAミキサーのお仕事となります。
ミキサーになるには?資格は?
一般的な流れとしては、音響系の大学や専門学校で知識を身に着けたうえで、スタジオなどの会社に就職します。
しかし、就職したからといってすぐにメインミキサーとして働くことは難しく、アシスタント業を経てさらに技術と知識を高め、経験値をつけてから第一線に出ていくことがほとんどです。
また、ミキサーになるために必須な資格はありませんが、応募条件としてPro toolsなどのDAWソフトを取り扱えるなど、ある程度の知識が必要になる場合があります。
映像音響処理技術者資格やMIDI検定など音響系の資格や検定を持っていると、面接の際には有利にはたらく”かも”しれません。
給料はどれくらい?
企業の規模感によって一概には言えませんが、前途のように最初はアシスタントからとなれば給料も低い水準からのスタートになると思われます。
ちなみに、本ページ更新時 求人ボックスで調べてみると「東京都+MAミキサー」の平均月収は32.4万円でした。参考:求人ボックス検索ページ
いずれは独立してフリーランスになり、仕事を掛け持ちするようになれば、一般的な会社員よりも稼ぐことができるという情報もあります。
障害者雇用に応募するには
前途のとおり、障害者雇用を謳って募集している求人は、今回の調査では見つけられませんでした。
ただ、法定雇用率の達成を求められる現在では、一定規模以上の企業であれば障害者雇用を行っているはずです。
ハローワークや求人サイト、エージェントサイトなどを使って、幅広く情報を集める必要がありそうです!