こちらでは、イラストレーターの障害者雇用に関する情報をまとめています!
イラストレーターの障害者雇用はある?
「イラストレーター+障害者雇用」で検索をかけますと、かなりの数の求人がヒットします。
例えば、求人ボックスでは838件、インディードでは167件のイラスト関連求人があるようです。(本ページ更新時の情報)
また、上記の求人の中には訓練としてイラスト業務を行っている就労継続支援A型事業所などの募集があることも注目。
障害者採用枠でのイラストレーターの道を目指している方は、これら福祉サービスを利用してスキルアップ、経験値向上を図るのもよさそうですね。
上記のとおり検索自体は相当数の求人がヒットするのですが、ちゃんと絞りきれておらず障害者雇用枠での募集がすべてではないようなので、障害者雇用に特化したサイトを利用するもが効率的かもしれません。
仕事内容について
ここからはイラストレーターのお仕事そのものについても見ましょう。
実際にやる仕事は?
クライアントからの要望に沿ったイラストを作成していくのがメインの仕事になります。
コンセプトや大まかなイメージからイラストを作成するのは、技術だけでなくクライアントの思いを汲み取り具現化させる表現力や創造力も必要になるでしょう。
また、自分自身の作品に付加価値があれば、作品そのものを販売する道もあります。
資格は必要?
イラストレーターに資格は必要なく、自分が名乗ればその瞬間からイラストレーターです。笑
ただ、企業の求人に応募するとなると、条件としてPhotoshop®やIllustrator®が取り扱えることが必須となっていたり、場合によってはそれらの能力認定試験を受けていることが必要になってくるでしょう。
関連する資格は以下のようなものがあります。
- Illustrator®クリエイター能力認定試験
- Photoshop®クリエイター能力認定試験
- CGクリエイター検定
- カラーコーディネーター検定試験
- 色彩検定
- アドビ認定エキスパート
Illustrator®クリエイター能力認定試験
多機能なIllustratorをどれだけ使いこなすことができるかをはかる認定試験です。
学歴や年齢、受験資格などもなく誰でも受験できるうえ、この資格所持が求人への応募条件になっていることもあるくらい知名度も高い資格になります。
試験難易度としてはスタンダード、エキスパートの二つがありますが、合格率は約70%と高めです。
色彩検定
文部科学省が後援、色彩検定協会が実施しており、色彩に関する専門的な知識をはかる検定になります。
1級~3級と2018年に新設されたUC級(色のユニバーサルデザイン)の4つがあり、1級はプロフェッショナルレベルといわれており、段階的に難易度が高くなっています。
年間約5万人が受験し、合格率は3級が約70%~1級が約40%となっています。
給料はどれくらい?
東京都でのイラストレーター募集では、平均月給が34.5万円ほどのようです。(本ページ更新時の情報)参考:求人ボックス
他の情報をみても、一般的な水準と比べてやや高い印象です。
フリーランスは?
先ほども少し触れましたが、自分が名乗ればその時点からイラストレーターとして活動できますので、フリーランス(個人事業主)として直接仕事を請け負うことも可能です。
サンプルイラストを用意して売り込んだり、コンペに参加したり、最近ではSNS(Xやインスタグラムなど)で作品を発信し、そこから依頼が来ることも少なくないようです。
ただ、相応の実力と独創性ないと難しく、自身で動いていける行動力も必要になるでしょう。
こちらは障害を持ちながらフリーランスのイラストレーターとして活動されている方のブログですが、とても参考になるので一度見てみてはいかがでしょうか。
参考:「【実録】障がい者でも素人からイラストレーターを目指すには?」
障害者雇用に応募するには
前途のとおり、イラストレーターの障害者雇用については求人案件自体はそれなりのボリュームがありそうです。
就労継続支援A型事業所などでも募集をかけているところがあるので、そのような福祉サービスからチャレンジするのもいいでしょう。
先ほどご紹介したブログでも、絵が好きで、仕事をしながらも自身の作品を作り続けているようですから、まずは手を動かすことが重要なのかもしれません!