こちらでは、パティシエの障害者雇用に関する情報をまとめています!
パティシエ(ケーキ屋さん)の障害者雇用は?
インターネットで調査したところ、パティシエの障害者採用枠での求人は、大小さまざまな会社の募集がありました。
一例をあげるとこんな感じです。
- 大手ブライダルグループの求人
- 月給21万円~
- 応募条件は障害者手帳所持、製菓実務経験2年以上(未経験は応相談)
給与の幅は広く経験や技術、ポジションによってさらに高給も期待できそうです。
ただ、経験者優遇と即戦力を求めている会社も多い印象もあります。
先ほども書きましたが、様々な規模の会社が募集をかけているようなので、幅広く情報収集しておきたいですね。
就労継続支援施設でも
一般企業だけでなく、お菓子屋さん、ケーキ屋さんを運営する就労継続支援A型、B型、就労移行といった福祉サービス事業所でも募集が多かったです。
A型ならしっかりと雇用契約を結び賃金も安定しますし、作業訓練しながら本気でパティシエを目指すなら就労移行など、これらの福祉サービスを利用するのもひとつの手段ですね。
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パティシエ(ケーキ屋さん)のお仕事全般について
ここからはパティシエのお仕事そのものについても見ましょう。
パティシエになるには?
一般的には製菓専門学校に通って知識や技術を学び、その後レストランやホテル、洋菓子店に就職する流れになります。
未経験のまま就職(アルバイト含む)し、修行する感覚で働きながら経験を積んでいくパターンもありますが、そもそも就職活動時点でのハードルも高く、ゼロから現場に入る厳しさもありますので大変です。
必要な資格はある?
パティシエになるための必須資格はありません。
ただ、実務経験や資格所持が求人への応募条件になっていることもあるので、資格を持っていると就職活動で有利になることはまちがいありません。
関連する資格は以下のとおりとなります。
- 製菓衛生師
- 菓子製造技能士
- 調理師免許
製菓衛生師
製菓衛生師は厚生労働者が認可する国家資格となります。
その名のとおり食品の衛生や社会の公衆衛生などしっかりした衛生管理のもと、お菓子を提供することを目的としています。
養成施設で必要な科目を履修した人、お菓子の製造に2年以上携わった実務経験がある人が受験資格を得ることができます。
信頼の裏付けとなるため、パティシエを目指すなら取得しておきたい資格です。
菓子製造技能士
菓子製造技能士は都道府県が実施する国家試験になります。
製菓衛生師が”衛生”という部分が絡むのに対し、こちらはあくまで製菓についての技能をはかる試験となります。
受験資格を得るためには実務経験が必要になりますので、誰でも受けることができるわけではなく、経験者向けの資格です。
合格率も50%ほどと決して簡単な資格ではなく、そのぶん取得すればパティシエとして高い技術を持っているという裏付けになります。
給料はどれくらい?
求人ボックスの情報によると、パティシエの平均年収は約382万円とあります。参考:求人ボックス
日本の平均年収と比較すると、やや低い水準ですね。
年収の振り幅も高くて564万円と大きく離れているわけではないので、他業種に比べて経験などによる変動も少ないといえるかもしれません。
ただ、パティシエとしてスキルを身に着け独立開業するパターンも多いので、そのような場合には収入も大きく変わることでしょう。
当然ながら就職するお店(会社)によって給与も大きく変動しますので、しっかりと情報収集しておきたいですね。
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パティシエに向いてる人
一般的に、パティシエに向いてる手人は以下のような特徴があるといわれています。
細部へのこだわり・几帳面さ
お菓子は見た目の美しさが第一印象を左右します。
微妙なクリームの盛り付けやデコレーションのバランス、焼き加減の微調整など、小さな違いを見逃さない注意力が必要です。
手先の器用さ・繊細な感覚
細かい絞り出しや成形作業は、指先のコントロール力が肝心。
温度や湿度に応じた生地の感触を「手」で感じ取り、最適な状態に調整するセンスも重要です。
クリエイティブな発想力
伝統的なレシピをベースにしつつ、新しい組み合わせや見せ方を考えるのもパティシエの技量。
季節感、色彩バランス、トレンドスイーツなど、アイデアを形にする力が求められます。
粘り強さ・忍耐力
失敗しても諦めず何度も練習できる粘り強さ。
朝早くから夜遅くまで、長時間にわたる仕込みや製造に耐えうる体力と精神力が必要です。
計画性・時間管理能力
複数の工程(仕込み→成形→焼き上げ→仕上げ)を同時並行で進めるためには、正確なスケジューリングが欠かせません。
材料管理や在庫補充も含め、段取りよく作業を進められる方が向いています。
食への好奇心・探究心
新素材や製法、海外のトレンドなどをいち早く察知し、自ら試してみる好奇心。
味のバランスや食感のからくりを深く理解しようとする探究心が、技術向上を加速させます。
最後に
前途のとおり、パティシエの障害者雇用についての求人は少なからず出ており、就職のチャンスはあるといえます。
また、ケーキ作り、お菓子作りを訓練内容としている就労継続支援施設もあるというのは、選択肢の幅がひろがりますね。
一般企業から福祉サービスまで、幅広く情報収集していくのがよさそうです!