保育士の障害者雇用はある?必要な資格やお給料は?

保育士 業種別

こちらでは、保育士の障害者雇用に関する情報をまとめています!

保育士の障害者雇用は?

インターネットで調査した結果、保育士の障害者雇用はいくつかの求人を見つけることができました。

一例をあげてみます。

  • 0歳児~5歳児までの保育業務
  • 保護者対応や計画書作成などの事務作業
  • 雇用形態はパート・アルバイト
  • 1,150円~1,550円
  • 7:30~17:30で6時間~8時間/日のシフト制
  • 保育士資格必須

参考:BABナビ

数としては多くないものの、障害者雇用を進めている保育園はありますし、事例を紹介しているサイトもいくつか見つけることができます。

様々な求人媒体を使って、非公開求人まで含めて幅広く情報収集しましょう。

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保育士のお仕事について

ここからは保育士のお仕事そのものについても見ましょう。

具体的な仕事内容は?

保育士のお仕事は、乳児から未就学児を預かり、生活のサポートや学び、遊びを通して心身の成長、社会性を養う役割となります。

仕事内容を時系列に沿ってご紹介すると、主には以下のような内容になります

  • 開園準備(掃除や計画の確認など)
  • 子供たちの迎え入れ(朝の挨拶や出欠確認、など)
  • 遊びや散歩など計画の実行
  • お昼ご飯の準備とサポート
  • 後片づけや歯磨きなど身の回りの生活行動のサポート
  • お昼寝(この時間に事務作業など)
  • 子供たちの送り出し
  • 園内の片付けなど

子供の成長にかかわる、やりがいのある仕事です。

資格は?

保育士になるためには、「保育士資格」という国家資格が必須となります。

一般的には、厚生労働省がしている保育士養成学校に入学し取得するパターンです。

これらの学校で指定科目を修了し卒業することで資格を取得することができます。

また、保育士資格に年齢制限はないので意欲があれば取得できますし、学歴が条件に満たしていなくとも実務経験を積むことで試験の受験資格を得ることもできます。

保育士試験の合格率は、令和5年度で約26.9%ということです。

必須資格のほか、関連資格もありこちらは就職してからのスキルアップや、就職活動にも役立つことでしょう。

絵本専門士

国立青少年教育振興機構が認定する資格で、絵本に関する知識技能を習得し絵本の専門家である証明となります。

子供、絵本に関する資格所持者か絵本関係の実務経験を有していることが受験資格になっているため誰でも受験できるわけではなく、まさしく専門家を育てるための内容になっています。

近年、非常に人気の資格となっており、受講定員に対して何倍もの応募があり、取得が難しい資格と位置付けられています。

育児セラピスト

一般社団法人日本アタッチメント育児協会が認定している資格で、子供の成長、家庭環境、コミュニケ―ケーションなどに関する知識、スキルを持つ育児の専門家を創造する資格です。

前期課程(2級)、後期課程(1級)があり、その先にはさらに専門性が高まるシニアマスターという階級があります。

講座を受講し、認定試験に合格した後、認定証を取得することで育児セラピストとして活動することができます。

医療保育専門士

一般社団法人日本医療保育学会が認定する資格で、医療保育の専門的な知識、技能を持つ保育士が取得できます。

病棟、病児保育室など医療現場で働く保育士が一年以上の実務経験を積み、日本医療保育学会に所属し、講習と論文審査を通過することが条件になります。

国家資格ではないものの、その認定条件は特殊でハードルは高いといえます。

2007年から開始された制度ですが、その専門性から有用性の高い資格になります。

平均給料は?

求人ボックスの情報によると、保育士の平均年収は330万円、パートアルバイトの平均時給は1,087円とあります。参考:求人ボックス

比較的低い水準のようで、分布としても300万円台が多くこのゾーンに集中しています。

ただ、上をみますと800万円超という情報もありますので、ポジションや経験、雇用される会社の規模によって変動がありそうです。

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保育士の将来性

共働き世帯が一般的になっている現在、引き続き保育施設の利用ニーズが高まっています。

保育士の仕事は、子どもとの信頼関係の構築など人間ならではの対応力が求められるため、AIやロボットによる代替が難しいとされている職種でもありますので、今後も保育士の需要は安定するものと思われます。

また、政府や自治体が労働環境の改善に向けた施策を進めており、これにより保育士の待遇向上が期待されていますので、ますます保育士の価値が上がっていくと予想できます。

一方で、日本の少子化が進行するなか、長期的に見ると保育施設の利用者数が減少し、保育士の需要にも影響を及ぼす可能性がありますし、地域によっての保育士需要のアンバランスなど問題もあります。

今後は保育現場でも活用されはじめていデジタルツールを使えるスキルや、発達支援や多文化共生など、特定分野への専門性や様々な技能が求められることでしょう。

保育士に向いている人

一般的に保育士に向いている人、必要な特性は以下のようなことがあげられます。

子どもが好きで、子どもの成長に関心がある人

子どもと過ごす時間を心から楽しむことができ、変化や成長に気づき、喜びを感じられることです。

子どもと一緒に笑ったり、遊んだりできることが「やりがい」につながります。

忍耐強く、感情をコントロールできる人

子どもは泣いたり、騒いだり、思いもかけない行動をする場合があります。

こちらの思い通りにならなくても、冷静に、柔軟に対応する必要があり、イライラやストレスを上手に処理する力が大切でになります。

協調性があり、チームで働ける人

保育園はチームワークで成り立っているといっても過言ではありません。

他の保育士、保護者、看護師、栄養士などと連携できる協調性が必要です。

責任感が強く、細かいところにも気が配れる人

大切なお子さんを預かる職業ですから、子どもの安全や健康に常に注意を払える気配りが大切です。

体調の変化など、小さなサインを見逃さない注意力、(繰り返しになりますが)大切なお子さんを預かる責任感が重要です。

表現力が豊かで、遊び心のある人

絵本の読み聞かせや歌、ダンス、工作などが好きで、子どもと一緒に遊びながら学ぶ力を持っていること。

それらが上手にできるスキルがあるというよりも、楽しんでやれることが大切です。

体力がある、または健康管理ができる人

保育士は体力が必要な職種でもあります。

長時間立ちっぱなし&動きっぱなしの仕事でも続けられる健康な体と、それを維持できる自分自身の体調管理力が必要になります。

最後に

前途のとおり、保育士の障害者雇用は少ないながらも求人を見つけることができます。

保育関連は、慢性的な施設不足、人手不足といわれていますので、資格を有している場合には求められる場は多いと思われます。

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