エステティシャンの障害者雇用。必要な資格は?給料は?

エステティシャン 業種別

こちらでは、エステティシャンの障害者雇用に関する情報をまとめています!

エステティシャンの障害者雇用は?

インターネットで調べましたが、エステティシャンの障害者採用枠での求人は、いくつか見つけることができました。

参考までに一例を。

参考:スグJOB

  • エステコースの施術と接客、関連業務全般
  • 未経験からの教育制度あり
  • 月給235,325円~
  • 勤務時間13:00~22:00(曜日により変動あり)
  • 条件は障害者手帳所持

また大手エステティックサロンのTBCでも専用求人ページを設置し障害者雇用を進めていますが、こちらは店舗ではなく本社でのバックグラウンド業務の募集となっているようでした。

PC業務や帳票管理だけでなく、商品企画や宣伝広報もあるようなので、美容が好きな方は、このような仕事にも興味があるのではないでしょうか。

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エステティシャンのお仕事について

ここからはエステティシャンのお仕事そのものについて書いていきます。

具体的な仕事内容は?

仕事内容は多岐にわたりますが、主にはスキンケア、リラクゼーションが目的となり、フェイシャルトリートメントやマッサージを行います。

例えば、フェイシャルトリートメントではクレンジングやパック、マッサージで肌を美しく整えたり、ボディマッサージでは血行促進、むくみの改善になります。

関連する業務で脱毛などもエステ業務に含まれます。

資格は?

エステティシャンになるために必須の資格や免許はありません。

ただ、民間の資格はあり、エステティシャンとしてスキルアップしていくためにはこちらが必要になってきます。

権威のある資格としては、日本エステティック協会(AJESTHE)と日本エステティック業協会(AEA)が認定する資格があり、いずれも基礎資格~上位資格まで複数の段階があります。

これら認知度の高い資格は、就職後のスキルアップだけでなく、いずれ独立開業を目指す場合にも役立つことでしょう。

  • AEA(日本エステティック協会)認定エステティシャン
  • CIDESCO(国際エステティック協会)
  • AJESTHE(日本エステティック技能検定協会)
  • JEA(日本エステティック協会)

…etc。

AEA認定エステティシャン

一般社団法人日本エステティック業協会(AEA)が主催する民間資格で、エステティシャンとして必要な基礎的な技術と理論的知識を評価するものです。

AEAの認定資格は3段階で構成されており、基礎資格となる認定エステティシャンからはじまり、上級、最上位資格であるインターナショナルエステティシャンがあります。

非常に有用な資格といわれていますが、誰でも取得できるわけではなく、認定校での約300時間相当のカリキュラム修了か、1年以上のサロン実務経験が必要になります。

CIDESCO

AEAが国内の資格であるのに対し、こちらは国際資格につき世界標準として高く評価され、特に欧米やアジアを中心に70以上の国と地域で認められています。

まず受験資格を得るためには、AEA認定校や専門美容学校で理論と実技を学び、受験するに値する能力があることを認定される必要があります。

解剖生理学、皮膚科学、化粧品学など関連知識を必要とする学科試験、フェイシャルトリートメントをはじめとする実技試験、レポート作成を経て、合格しなければなりません。

ハードルは高いですが、国際的な信頼度を得ることができ、高い技術水準の証明ともなります。

エステティシャンになるには?

エステティシャンになるには、美容専門学校やスクールに通うことが一般的です。

専門学校では美容全般をトータルに学ぶ一方で、スクールではエステティシャンに特化した内容になります。

ただ、「未経験者可」という求人も少なくないので、働きながら知識や技術を高めていく道もあります。

  1. 専門学校や養成スクールに通う
  2. 民間資格を取得
  3. エステサロン・美容クリニックなどに就職
  4. 経験を積みながらキャリアアップ

平均給料は?

求人ボックスの情報によると、エステティシャンの平均年収は368万円、パートアルバイトの平均時給は1,075円とあります。参考:求人ボックス

比較的低い水準といえるでしょうか。

ただ、給与幅も広く就職先やポジションによって大きく変動しそうですし、経験を積んだのちには独立という方向も考えられますので、独立開業となれば高収入を目指せる可能性があります。

条件の幅が広いようなので、しっかりと情報収集してから動きたいですね。

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エステティシャンの将来性

エステティシャンの需要としては、今後も一定数は維持されると見込まれています。

明るい要素としては以下のとおりです。

アンチエイジング・美容医療との連携 年齢問わず美容意識が高まり、フェイシャルケアやリフトアップ需要が増加
メンズエステ市場の拡大 男性の美容意識向上で男性客向けサロンも増加中
リラクゼーション・ストレス解消 メンタルケアの一環としてのマッサージ需要あり
健康志向の高まり デトックス・腸活・リンパドレナージュなども注目

ただ、前途のとおり資格や免許は必須ではなく参入が容易であること、また機器の進歩、低価格化によりセルフエステが身近になってきたこと、立ち仕事で体力勝負な部分がるなど課題やリスクも存在します。

フェイシャル、痩身、ブライダルなどの分野に特化する、食事、睡眠、メンタルケアなど総合的な提案力があるなど、専門性を深めることがポイントとされています。

 

最後に

前途のとおり、エステティシャンの障害者採用枠での求人は、少ないながらも一定数がありそうです。

とはいえ、障害者雇用が認知されている業界ではないようなので、幅広く情報収集しておくことが大切になりそうですね。

今後も一定の需要が見込まれる職種ですが、AIや美容機器の普及によって単純作業型の施術だけでは淘汰されるリスクもあるため「人にしかできない施術」や「専門性」での差別化をはかることで将来性を高める必要がありそうです。

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