ファッションデザイナーの障害者雇用。なるには?資格や給料は?

ファッションモデル 業種別

こちらでは、ファッションデザイナーの障害者雇用に関する情報をまとめています!

ファッションデザイナーの障害者雇用はある?

インターネットで調査したところ、ファッションデザイナーの障害者雇用についての情報は、ほとんどありませんでした。

そもそもファッションデザイナー自体の求人が少ないようですね…。

どうしても障害者採用枠での求人を探したいとすると、ハローワークやエージェントサイトなど専門家に相談するのもよいでしょう。

まずはファッションデザイナーの仕事そのものから情報収集していくのもよいかと思います。

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ファッションデザイナーのお仕事について

ここからはファッションデザイナーのお仕事そのものについて書いていきます。

実際の仕事内容は?

その名のとおり、洋服をデザインするのが仕事ですが、その作業内容は多岐にわたります。

どんな層に着てもらうのか(年代、性別、どんな状況で)コンセプトを定めて、それに沿ったかたちでデザインしていきます。

流行トレンドを取り入れつつ、型や色、素材を決めていきデザインを完成させていくのが、主な仕事といえるでしょう。

ただ、ここからひとつの洋服を完成させていくためには、デザイン画からパターンを作り、サンプルを作成、微調整を繰り返しつつ、ポケットやボタンなど装飾していく…など細かな複数の工程を経ていきます。

デザインにはセンスも問われるうえ、各工程でさまざまな人たちとチームを組み作り上げてくため、コミュニケーション能力も必要とされるでしょう。

ファッションデザイナーの仕事内容一覧

市場・トレンドリサーチ ファッションの流行(色・素材・スタイル)の分析、コレクションやSNS、ストリートの動向リサーチ、競合ブランドの調査
コンセプト企画・立案 シーズンごとのテーマやデザインコンセプト決定、ターゲット層や販売戦略の設定
デザイン作成 服や小物のデザイン画(平面図やイラスト)作成、スタイル画やコレクション全体の構成検討
素材・副資材の選定 生地・ボタン・ファスナーなどの素材選定、素材見本の取り寄せ、展示会の訪問
パターン指示・仕様書作成 パタンナーへデザイン指示(構造やサイズ感)、縫製仕様書・デザイン指示書の作成
サンプル作成・修正 初回サンプル(試作品)の確認、着用チェック、縫製やサイズ感の修正指示
コレクション・展示会準備 シーズンコレクションの構成・演出の企画、展示会やファッションショーの準備・ディレクション
量産・生産管理 工場への量産指示、納期やコスト、品質のチェック
販促・ブランディング協力 ルックブックやECサイト用の撮影監修、SNS投稿・プロモーションビジュアルの企画支援
販売・顧客対応(自社ブランドなど) 店舗やイベントでの顧客対応、購入者からのフィードバックを企画に反映

必要な資格は?

ファッションデザイナーになるための必須資格や免許は必要ありません。

とはいえ知識や技術が必要とされる特殊な職業なので、それらを裏付けるためには資格の取得も一つの方法となります。

関連する民間資格には以下のようなものがあります。

  • ファッション色彩能力検定
  • パターンメーキング技術検定
  • カラーコーディネーター検定
  • ファッションデザイナー認定

…etc。

ファッションデザイナー認定

一般財団法人日本デザインプランナー協会(JDP)が主催する検定試験で、ファッション・アパレルアイテムの名称や形状、機能、デザイン面に関する幅広い知識・用語理解を証明する資格です。

デザイン系・服飾系の業界で履歴書のアピールポイントにもなります。

受験資格は特になく誰でもチャレンジできるうえ、インターネットで申し込み在宅受験することができます。

合格率は公表されていないようですが、合格基準は70%以上の正答率となっています。

パターンメーキング技術検定

一般財団法人 日本ファッション教育振興協会が主催し、文部科学省・経済産業省が後援する検定で、デザイン画をもとに衣服の型紙を作成する技術と知識を証明することができます。

3級~1級の三段階となっていて、専門学校卒業の基礎レベルから、上位級ではプロのパタンナーとして指導できる高度なレベルとなっています。

取得後は、パタンナーとして即戦力であることを対外的にアピールできますし、現在からのキャリアアップ、独立開業時の信用力向上などに役立てることができます。

ファッションデザイナーになるには?

服飾系の専門学校に通い、知識や技術を学んでいくというのが一般的な流れになります。

有名どころでいうと、東京モード学園や文化服装、バンタンデザイン研究所など。

在学中に上記のような資格を取ったり、学内のコンテストなどで優秀な成績をおさめれば、就職活動にも優位にはたらくでしょう。

就職先としては、アパレル系企業に就職するのが一般的で、社員として雇用されますから環境や給与面においても安定します。

その他、フリーランスで活動するなどの道もありますが、こちらは実力や知名度も必要となりますので、最初の一歩としては現実的ではないでしょう。

平均給料は?

求人ボックスの情報によると、エステティシャンの平均年収は419万円、パートアルバイトの平均時給は1,197円とあります。参考:求人ボックス

さすが特殊な専門職だけあって日本の平均よりも高い水準となっていますね。

全体の給与幅も広く、さらに高い給与を目指すこともできそうでしす、先に書いたとおりフリーランスで成功すればかなりの高給も期待できるでしょう。

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ファッションデザイナーに向いている人

  • 流行のアイテムやブランド、新作コレクションをこまめにチェックし、自分なりのコーディネートを楽しめる、ファッションへの強い関心がある人
  • SNS等で好きなスタイルを発信したり、情報収集を日常的に行うことができる行動力
  • ゼロからアイデアを生み出し、“他にはない”デザインコンセプトを打ち出せる創造力、独創力
  • マーケット動向や消費者ニーズ、市場調査結果を的確に読み解き、リサーチ力、察知力
  • 生地メーカー、パタンナー、営業、工場など多様なメンバーと連携してプロジェクトを進行できるコミュニケーション能力
  • クライアントや上司を巻き込めるプレゼンテーションでプレゼン力
  • 素材手配、サンプル作成、納期管理など、複数タスクを同時進行でマネジメントできる管理能力

最後に

前途のとおり、障害者採用枠での求人を見つけるのは難しいのが現状のようです。

特殊な仕事ですし、常に人気の職種でもあるので、そもそもの競争率が高いことも要因のひとつでしょう。

とはいえ、知識や技術、経験、センスで勝負できる世界なので、努力次第では道は開けるかもしれません。

幅広く情報収集しておきたいですね!

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