こちらでは、看護師の障害者雇用に関する情報をまとめています!
看護師の障害者雇用はある?
インターネットで探したところ、看護師の障害者雇用はいくつかの情報を見つけることができました。
求人サイトやエージェントサイトだけでなく、病院の公式ウェブサイトで専用ページを設けて募集している事例もあります。
一例をあげてみます。
- 障害者手帳所持
- 外来、デイケア、病棟勤務の看護師募集
- 勤務時間9:00~17:30
- 月給245650円~
その他、福祉施設や保育園などでも障害者採用枠での看護師募集がありましたので、求められる場が多い分、求人に関しても幅広く出ているようです。
幅広く情報収集しておきたいですね。
看護師のお仕事について
ここからは看護師のお仕事そのものについて書いていきます。
主な仕事内容は?
医師からの指示に沿って、患者さんの治療のためにサポートを行います。
- バイタルサインチェック(体温、血圧、脈拍のチェック)
- 注射、採血、点滴
- 食事や入浴、排せつの補助
- 患者さんの移送、身の回りのサポート
- カルテ記録
…etc。
これらの実務はもちろんのこと、医療スタッフと患者さんの橋渡し、患者さんのメンタルケアなど、多方向へのコミュニケーションが必要になります。
働く場所による仕事内容の違い
看護師のスキルは様々な場所で求められており、それぞれで仕事内容も微妙に変わってきます。
| 病院(総合・大学など) | 外来対応、病棟看護、手術室補助、ICU業務、救急対応など |
| クリニック(診療所) | 診察補助、注射・点滴、採血、医師の補佐、患者への生活指導 |
| 訪問看護ステーション | 患者宅へ訪問し、医療処置、服薬管理、バイタルチェック、リハビリ指導 |
| 介護施設(特養・老健など) | 高齢者の健康管理、排泄・入浴介助、服薬管理、終末期ケア |
| 保育園・学校 | 児童・生徒の健康管理、応急処置、感染症予防教育、発育チェックなど |
| 企業・産業看護師 | 健康診断、ストレスケア、衛生管理、社員の健康相談 |
| 行政・保健所 | 保健指導、予防接種業務、感染症対策、健康教育、母子保健支援 |
| 看護教員・教育機関 | 看護学生への講義・指導、実習サポート、教育カリキュラムの作成 |
必要な資格は?
国家資格である看護師資格の所持が必須となります。
看護師資格を取得するまでの流れとしては、以下のとおり。
- 文部科学大臣または厚生労働大臣指定の大学、短大、専門学校にて、指定された教育課程を修了する
- 国家試験受験資格を取得した後、試験に合格する
また、似たような呼び名で准看護師という資格があります。
准看護師は、看護師と同じような業務を行うことができますが、してはいけないことが明確に決められていて、自己判断での看護業務、他の看護師への支持、計画の立案などはできません。
認定看護師
特定の看護分野において熟練した知識と技術を持ち、高度な実践力を発揮できると日本看護協会に認められた看護師のことです。
特定分野とは、救急看護、集中ケア、感染管理、がん性疼痛看護、皮膚・排泄ケア、認知症看護、訪問看護、小児救急看護など、現在は19分野となっています。
認定看護師になるには、通算5年以上(うち3年は専門分野)の実務経験を経て、認定看護師教育課程の修了し、試験に合格する必要があります。
専門看護師
日本看護協会が認定する高度実践看護職であり、特定の看護分野において卓越した知識と技術を有したプロフェッショナルです。
看護の実務だけでなく、研究、教育など多方面でリーダーシップを発揮する役割があります。
通算5年以上の実務経験(うち3年以上は専門分野)を経て、専門看護師教育課程を修了したのち、日本看護協会の認定審査に合格する必要があります。
両者の違いは?
認定看護師と専門看護師はその取得プロセスや内容が似ていますが、その目的には明確に違いがあります。
認定看護師がいわば現場でのプロフェッショナル、専門看護師は研究や教育などマネジメントを行います。
どちらが上位資格ということもなく、目的に違いがあるのです。
専門分野による仕事内容の違い
認定看護師と専門看護師の違いは上記のとおりですが、その他の専門分野を見てみると以下のようになります。
| 認定看護師 | 感染管理、がん化学療法、救急看護、訪問看護など専門スキルを活かして現場をリード |
| 専門看護師 | 精神看護、家族支援、慢性疾患看護、小児看護、緩和ケアなど高度な専門性が必要 |
| 助産師(看護師+資格) | 妊婦・出産のケア、母乳指導、新生児ケア |
| 保健師(看護師+資格) | 地域住民の健康管理、保健指導、行政との連携 |
| 精神科看護師 | 精神疾患のある患者のケア、リハビリテーション、家族支援 |
| オペ看(手術室看護師) | 手術の準備・介助、術後の管理、器械の管理 |
| 救急看護師(ER・ICU) | 救命救急の現場での対応、重症患者の管理 |
| 透析看護師 | 人工透析装置の操作、患者の体調管理、生活指導 |
平均給料は?
2022年度の厚生労働省の情報によると、看護師の平均年収は508万円とあります。参考:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況」
他の情報も見てみると上は年収1,000万円以上と幅も広いので、役職や経験、働き方、配属部署などによって大きく変動しそうです。
しっかりと下調べしてから動きたいですね。
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看護師の将来性
看護師の将来性としては、依然として非常に高いといえます。
高齢化の加速と看護師不足
内閣府の高齢社会白書では、2030年までに65歳以上が約3,700万人に達するとの見通しもあり、超高齢化による医療・介護の需要は今後も上昇していくと考えられています。
一方で厚労省によれば、2025年には看護職員が最大で6万〜27万人不足すると予測されており、看護師の需要は非常に高いといえます。
活躍の場の多様化
地域包括ケアシステムの推進で、病院だけでなく訪問看護や福祉施設、行政や企業など多様な現場で看護師の需要が拡大しています。
専門性の高まりとデジタルスキルの重要性
感染管理、救急、透析、糖尿病指導など専門看護師の需要が高まっており、AIや医療情報システムに詳しい人材も求められています。
AIによるカルテ入力補助や見守りセンサーなど、看護師の業務を支援する技術が普及中しいますが、AIやロボットに完全に代替えできない業務が多いため、その知識を持って共存していくと考えられます。
課題
将来性は非常に高いですが、もちろん課題もあります。
夜勤や長時間労働による環境の過酷さ、プレッシャー、精神的ストレスから離職につながる例も多く、改善が求められています。
また、地域や領域によって人手が過剰になる可能性もあり、均一な人材配置も課題のひとつとなっています。
最後に
前途のとおり、看護師の障害者雇用については、インターネットでもいくつかの情報を見つけることができます。
高齢化による看護需要の増大や、仕事自体の大変さから、看護師は深刻的な人手不足ともされていますので、求められる場は多いです。
また、働く場は病院だけでなく福祉施設や保育園、保健センター、関連する学校など幅広いです。
チャンスは多いと思われるので、しっかりと情報収集したいですね!



