介護事務の障害者雇用。なにか資格は必要?求人や給与は?

介護事務 業種別

こちらでは、介護事務の障害者雇用に関する情報をまとめています!

介護事務の障害者雇用はある?

インターネットで調査しましたが、介護事務の障害者雇用はいくつかの求人をみつけることができました。

各有名求人サイトや企業サイトで求人が見られます。

参考までに、大手福祉系企業の求人を書いてみます。

参考:ソラスト

  • 介護請求業務を含む事務作業、PC作業
  • 給与、勤務地、配属先は応相談
  • 週休二日制、年間休日120日以上
  • 正社員登用制度、退職金制度、など有り
  • 障害特性に配慮した働き方、時短制度、など有り

様々な企業で求人がありそうなので、非公開求人も含めて幅広く情報収集したいですね。

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介護事務職員のお仕事について

ここからは介護事務職員のお仕事そのものについて書いていきます。

仕事内容は?

介護報酬請求など関連事務作業全般を行います。

  • レセプト、利用者請求書の作成
  • 受付窓口業務、電話対応
  • 利用者の基本情報、治療状況の確認
  • 介護報酬、利用者負担金の算出

…etc。

介護保険制度など専門的な知識や、基本的なPCスキルが必要になります。

介護保険請求業務(レセプト業務) 国保連合会への介護報酬の請求書作成・提出、利用者負担分の計算・請求書の発行、レセプトソフトの入力作業
電話・来客対応 利用者やご家族からの問い合わせ対応、ケアマネジャーや医療機関、役所との連絡・調整、訪問や面談のスケジューリング
書類作成・管理 契約書、重要事項説明書の作成・更新、利用者情報、介護計画書などのファイリング、各種届出書類の準備(変更届、加算届など)
会計・経理補助 利用料の入金確認・管理、領収書の発行、小口現金の管理、経費処理のサポート
パソコン入力業務 ExcelやWordによる資料作成、勤怠管理、シフト表の作成補助、メールの送受信・管理
職員サポート・庶務 備品管理・発注、職員の勤怠管理補助、施設内の掲示物作成や整理整頓
行政・役所とのやり取り 介護保険事業者としての届け出や報告書提出、加算取得のための資料準備

資格は必要?

介護事務職に就くにあたり、必須となる免許や資格はありません。

ただし、介護請求業務など専門的な知識が求められますので、関連する民間資格を持っていると、就職やキャリアアップに有利になるといわれています。

  • 介護事務管理士
  • ケアクラーク
  • 介護事務認定実務者

…etc。

ケアクラーク

介護施設などの事務業務に関する民間資格で、介護保険制度など専門的で広い知識と事務処理能力をはかります。

一般財団法人日本医療教育財団が主催する、技能認定試験に合格することで取得できます。

知識とスキルの裏付けとなるので、現場でのキャリアアップや、条件の良い職場への就職など、様々な場面で役立ちます。

合格率約70%ということで比較的取得しやすい資格といえそうです。

介護事務管理士

技能認定振興協会(JSMA)が認定する民間資格で、介護保険制度や介護報酬請求などの専門事務について知識、スキルを身につけます。

受験条件や年齢制限はないので、誰でもチャレンジできます。

こちらも合格率は70~80%といわれており、難易度はそれほど高くありません。

介護事務認定実務者

介護保険制度に基づいた事務処理の実務スキルを認定する民間資格で、主に介護報酬請求業務(レセプト業務)を正しく行えることを証明するものです。

この資格を持っていると、介護施設や事業所での事務職として即戦力になりやすくなります。

出題範囲は、介護保険制度の基礎知識から要介護認定の仕組み、サービスの種類と内容(訪問介護、通所介護など、レセプト作成実務(介護報酬明細書)、利用者負担の計算、関連法規と請求手順など。

未経験者でもチャレンジしやすい内容で、在宅受験なので働きながら取得可能です。

実務で役立つ「介護保険制度」の理解が深まりますので、即戦力の証明となります。

平均給料は?

求人ボックスの情報によると、介護事務職員の平均年収は371万円、平均時給1,188円とあります。参考:求人ボックス

こちらの情報を見てみると、給与幅が広く勤務先や経験、ポジションによって変動する可能性があります。

厚労省では、平均年収が約511万円(月収約34万円)ボーナス約100万円との結果もあり、40〜50代は年収500万円超のケースも見られる一方で、民間求人の平均に即したデータでは250〜300万円ほどとの報告もあり、職場の規模・地域差が大きいことが想像されます。

事務職だけでなく介護職員を兼任するなど仕事の幅を広げると給与アップにもつながることでしょう。

正社員(平均) 月給30万円前後、年収300〜400万円(大規模・上昇傾向では500万円超も)
派遣 時給1200〜1500円(首都圏は高め)
パート・アルバイト 時給950〜1200円が中心(地域差あり)

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介護事務に向いている人

書類作成や請求業務はミスが許されないため、細かいところまで注意を払える人に向いています。

また、そのような業務はExcel、Word、メール、介護ソフトなどを使用するPC作業が多いため、ITリテラシーがある人、もしくは苦手でも学ぶ意欲のある人がよいでしょう。

事務職といっても、利用者のご家族、ケアマネジャー、行政職員など、関係する人たちとのやり取りが発生します。

明るく丁寧な対応ができる人、聞き上手な人、などコミュニケーション能力に長けた人がいいですね。

介護保険制度や報酬改定などの制度を理解し、頻繁に行われる法改正にも柔軟に対応できる能力も必要となります。

コツコツ型 ミスが少なく、ルーチンワークが得意
人を支えるのが好き サポート役にやりがいを感じる
事務処理が得意 書類やデータを扱うのが好き
柔軟な対応ができる 突発的な連絡や変更にも冷静に対応できる

介護事務職の将来性

日本は少子高齢化が進み、高齢者人口は2040年にピークを迎えると予測されているなか、介護サービスの提供量も増えていくことは容易に想像できます。

そんな中、介護業界は慢性的に人不足といわれており、介護事務職でも一人の求職者に対し、約2件の求人がでているという情報もあります。

介護事務職でいうと、先ほどの人手不足対策としてもICT化が急速に進行していて、システムの連携やペーパーレス化により、従来の手入力業務は大幅に効率化されています。

今後は、そのようなソフトウェア運用できる人材が求められますし、システムで対応できない対人の窓口対応業務や、トラブル対応などのスキルも重要視されることでしょう。

最後に

前途のとおり、介護事務職員の障害者採用枠での募集はいくつかの情報を見つけることができます。

福祉系の職場なので、他業種と比較して障害者雇用に関する理解と土壌があるのでしょうか。

様々な媒体をチェックして、しっかりと情報収集しておきたいですね。

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