こちらでは、ウェルシアの障害者採用について、まとめています!
ウェルシアの障害者雇用
ウエルシアグループでは、障がいのある方の雇用促進・働きやすい環境整備を企業として制度的・実務的に進めており、特に同社グループの特例子会社であるウエルシアオアシス株式会社が障がい者雇用のモデルとなる取り組みを行っています。
ウエルシアオアシス株式会社は、親会社であるウエルシアホールディングスの100%出資子会社として2011年3月に設立され、障がい者雇用の促進を目的とした特例子会社として運営されています。
具体的な配置例として、知的障がい・精神障がい・肢体不自由・聴覚言語障がいなど多様な障がいのある方が、店舗での品出し・清掃・陳列・期限チェックなどの業務に就いています。
ウェルシアについて
ウエルシアホールディングス株式会社は、日本全国にドラッグストアを展開する大手企業です。
日用品・化粧品・食品の販売を行い、店舗数は日本全国に約2,000店舗以上とされています。
薬の販売だけでなく、処方せんを持参して薬を受け取れる調剤薬局も併設している店舗が多く、「薬も買える、日用品も買える」というワンストップ型の便利な店舗です。
医薬品・健康食品・化粧品・日用品・食品など、生活に必要なものを幅広く取り扱い、高齢者向けや子育て世帯向けの商品も充実。
地域の人々にとって身近な“かかりつけ薬局”や“便利な買い物場所”としての役割を果たしています。
| 会社名 | ウエルシアホールディングス株式会社 |
| 設立 | 2008年9月1日 |
| 資本金 | 77億92百万円 |
| 本社所在地 | 〒101‑0021 東京都千代田区外神田2丁目2番15号 |
| 主要事業内容 | 調剤併設型ドラッグストアチェーンの運営及びそのグループ会社の経営管理など |
| 店舗展開・グループ規模 | 全国45都道府県・約2800店超(グループ全体) |
| グループ企業例 | ウエルシア薬局株式会社、シミズ薬品株式会社、株式会社丸大サクラヰ薬局、株式会社コクミン など |
| 最新売上高(公表値) | 約1兆2173億39百万円(2024年2月期 |
業績について
2025年2月期(2024年3月1日~2025年2月28日)において、連結売上高は 1兆2,850億円(約1,285,005 百万円)となり、前年同期比で +5.6% の増収。
同期間の営業利益は 364億円(約36,409 百万円)で、前年同期(432億円)から ‐15.8% と減益となっています。
経常利益は 408億円(約40,837 百万円)で、前年同期比 ‐14.5% の減少。純利益(親会社株主に帰属)は 149億円(約14,958 百万円)と、前年同期比で ‐43.5% の大幅な縮小です。
財務状況としては、総資産が約5,799 億円、自己資本比率は42.8%と比較的安定した水準です。
2026年度上期(第1四半期含む)では、売上高は前年同期比でプラス成長、利益も20%前後の伸びを示しており、改善の兆しが出ています。
ウェルシアオアシスについて
先ほども少し触れましたウエルシアオアシス株式会社は、ウエルシアホールディングス株式会社が持つグループ企業の一つで、2011年3月1日に設立された「特例子会社」です。
ウエルシアグループ内での障がいのある方の雇用を促進し、店舗支援・物流・清掃・バックヤード・事務など多様な業務を担うことを目的として設立されています。
障がい者雇用の実績としては、2025年9月時点で628名という情報があります。
障がいの種類としては、知的障がい、精神障がい、肢体不自由、聴覚・言語障がい、発達障がいなど多様な障がいに対応しており、店舗内での品出し・清掃・バックヤード作業などを通じて「働くこと」を支えています。
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最後に
前途のとおり、ウェルシアは障害者雇用に力を入れており、特例子会社のウェルシアオアシスでは親会社店舗に近いかたちでの業務配置とし、障がいのある社員が社会・職場に「違和感なく」入れるよう配慮している点が特徴とされています。
業務は「単純にバックヤードだけ」「隔離された仕事だけ」ではなく、店舗支援の一部として位置づけられており、社会的な役割を担える職務設計になっているということで、非常にやりがいがありそうです。
障がい者雇用定着のために、指導員の配置・現場巡回・配属先店舗の理解促進・定期確認など、支援プロセスがしくみ化されていると支援体制も整っています。
興味のある方はぜひチャレンジしてみたい企業ですね。

